『正しい知識を教えて上げたい』
ある日の出来事
会社帰りの電車の中、私は座って本を読んでいました。
途中の駅で、上司と部下?先輩と後輩?らしきサラリーマンが乗ってきました。
2人は、私の前に立ち、スマホを見ながら、クルマの話を始めました。
若いサラリーマン(若)
「キャンプとかやるんで、SUVが良いですかねぇ・・・」
ベテランサラリーマン(べ)
「そりゃお前、SUVが良いよ、マツダのCR-Xとかさぁ!」
私(心の声)
「ん?そりゃCX-8とかCX-5じゃないか?」
延々と間違った会話が続く(笑)
その会話は、途中から燃費の話へと続く
若
「やっぱり、維持費は安い方が良いから、HVが良いですかねぇ?」
べ
「HVより、これからは水素だろ?あと2年もすれば、色んな車種に、水素エンジン出るから!」
私
「水素エンジンのクルマは、まだ増えないッスよ・・・^^;」
若
「○○さん、本当にクルマの事、詳しいッスねぇ~!」
私
「若者よ、先輩をリスペクトするのは素晴らしい!でも、事実が分かった時、先輩を白い目で見ないであげてくれ・・・」
「先輩、間違った情報がインプットされてやす。今は羨望の眼差しでみてくれていますが、事実が分かったら・・・((((;゜Д゜)))))))」
そう思いながら、私は乗換駅で、電車を降りたのでした。
正しく理解していない人が多いんだなぁ・・・
ベテランサラリーマンは、色々と知識がある方だと思いました。
でも、クルマは持っていないか、あまり詳しくは無い方なのでしょう。
所々が惜しいんだけど、微妙に間違ってる^^;
ネットニュースとかは、チェックしているんだろうなぁと思いました。
これだけ、世の中に色々な情報が氾濫しているのに、正しく伝わっていないんだなぁ・・・。
改めて実感しました。
このシーン、誤った情報をインプットされた若手くんは、もしかしたら、間違った選択をしてしまうかも知れない。
誤った知識を発信してしまったベテランは、事実を知った若手くんから、責められてしまうかも知れない。
これは、不幸なことですね^^;
お互いに不信感抱いちゃうかも。
そんな悲劇を減らしたい
『悲劇』と言ったら大げさかも知れません。
でも、ひとつ間違ったら・・・と、思いませんか?
クルマを購入する時、メンテナンスをする時、保険について、運転の仕方や操作方法、クルマに関わる事全て、正しい情報は荷物にならなくても、間違った情報は取り返しの付かない事を生み出すかも知れません。
そうならないために、私たちスタッフは、お客様の良きアドバイザーであり、一般の方々への情報発信や啓蒙活動を怠ってはならないのだと再確認しました。
お二人のサラリーマンのおかげで、ほのぼのとしたり、自分の仕事を見つめ直せたり。
ラッキーな帰り道だったとさ(笑)